先日たまたま、闘病生活をしている方々のブログを見つけました。
そのうちの一つが、結婚出産をしたばかりで、全身に癌が転移しているのがわかり、その闘病生活が綴られているものでした。しかし奥様がつい先日お亡くなりになられたというものでした。
もうこの方はお子さんの成長も見届けられないし、ご家族と見たいもの、行きたいところにもいけないんだ……と、胸が締め付けられたと同時に
私は死なない。今、生きてるやん。
生きてたら、これから私にはできるんやん。
って、今の自分の状況(体調不良で悩んでいること)を忘れていて、ふっと思ったんですね。
でも先述した通り、私も今吐き気とか、胃もたれとか、倦怠感とかで自由に動けない身だから、ストレスを感じてしまっているわけで、時にはしんどすぎて「何のために生きてるんだ…」とメンタルがやられてしまうのですが…
実は、ここ最近こんなことを考えていました。
私、本当はこんな身体じゃなかったら、もう一か国ワーホリに行きたかった。
そして今カナダにいるから、帰国前にオーロラも見に行きたかったし、アメリカのディズニーやナイアガラの滝に行ってから、また、ヨーロッパも周遊してから帰国したかったのにって思っていて。
なんせこの体調で人を誘って旅行を組むのが怖いからもう諦めていて。
こっちでも十分に働けていなくて貯金もないし、そもそも無理。
「はあ、身体を壊しちゃったことでやりたいことができずに人生めちゃくちゃになっちゃった」って、過去、身体に出ているのに「自分が弱いからだ」と自分を責めて無視して働き続けた自分を悔いて憎む感情が湧きに湧き上がってきて。
「まだ若いからこれからできるやん!」と言われてると思いますが、まだ願望はないけれど、結婚や出産を考えたらもう今が自分のやりたいことをするラストチャンスだと感じていて。
だからどんどん落ち込んでいました。
でも、「死」が隣り合わせの人たちは「生きたい」が叶えたいたった一つの事。
私の悩みはなんて高次なんだと思いました。私もわかっています。自分が欲張りなこと。笑
身体はボロボロですけど、根性でですが、カナダの地に身を置けていますしね。
「本当はこれがしたかったのに」とできないことにフォーカスするんじゃなくて
もうこんな身体になってしまったんだから仕方がないと受け入れ、これからできることを考え、ベクトルを先に向けて進んでいくほうが価値的ですよね。
世界中を旅することより、私には
友達と普通に外出する約束が取れる
食べたいものが食べられる
何も気にしないで毎日を過ごせる
行きたいところに好きな時に行ける
という当たり前ができることのほうが何十倍も何百倍も幸せなはず!!
この当たり前の幸せを味わえるように治療を頑張ろうと思った方が絶対良い!
しかーし、頭では思っていても、まだ心には落とし切れていない。笑
でも、私は死んでしまう病ではない。
生命が続いていく限り、私には回復の見込みがあると思って、希望をもって生きていかないと。
身体が言うことを聞かず、今日も吐き気やフラフラがあり、鉛が入っているように身体が重たくて泣きそうですが、寝てるだけだったら気持ちがマジで持ってかれそうなので何とか起き上がってこれを書いています。
30年培ってきたネガティブを即座には変えられないけど、ベクトルを先に向けて、大きな欲は脇に置いて、普通の幸せを味わえる生活を目指し、自分にとっていい方向に環境を整えていくんだ!って思って、進んでいけるように頑張ります。